【タイで話題のMV&OST解説】Billkin & PP Kritの新曲『สัมภเวซี้(サムパウェーシー)』が「OST. of The Week」を受賞!ファンに感謝のメッセージも

T-POP

タイの人気俳優兼アーティスト、Billkin(ビウキン)とPP Krit(ピーピー・クリット)による最新楽曲『สัมภเวซี้(GFF Ghost Friend Forever)』が、話題のドラマ『ซองแดงแต่งผี(ソーンデーン・テン・ピー/The Red Envelope)』のオリジナル・サウンドトラック(OST)として注目を集め、今週の「OST. of The Week」を受賞しました。

「OST. of The Week」は、タイのエンタメ業界でその週もっとも注目されたドラマや映画のオリジナル・サウンドトラック(OST)に贈られるタイトルです。
タイでは、OSTそのものがドラマと並ぶほど人気コンテンツとして確立されており、主演俳優が自ら歌うことでさらに注目度が上がる傾向にあります。

今回の受賞を受けて、BillkinとPP KritはSNS上でファンに向けて以下のような感謝の言葉を投稿しました。
「私は本当に幸運です。
この曲に投票してくださった皆さん、そしてMVを観てくださったすべての方に心から感謝します。この賞は、すべての“親友”に捧げたいと思います 」
彼らが言う「親友」とは、もちろん楽曲タイトル『Ghost Friend Forever』にもかけられており、ファンとの特別な絆を感じさせます。

MVはこちら:
YouTube – Billkin, PP Krit – สัมภเวซี้ (OST. ซองแดงแต่งผี)

『สัมภเวซี้(GFF Ghost Friend Forever)』とは?
สัมภเวซี้(サムパウェーシー) はタイ語で、「幽霊の親友」や「前世からの魂のつながり」といったニュアンスを持つ言葉です。
この言葉は “สัมภเวสี”(サンパウェーシー) という仏教用語をもじっていて、通常は“さまよえる魂”や“輪廻転生を繰り返す霊”を指しますが、ここではポップに「死んでも一緒にいる親友」という意味合いで使われています。
英題「GFF:Ghost Friend Forever」は、友情を表す「BFF(Best Friend Forever)」のパロディとして付けられた言葉で、まさに “幽霊になっても友達” というコンセプトです。

あらすじ(MVのストーリー):
PP Kritが演じる青年は、ある日突然亡くなってしまいます。
しかし彼は霊となって現世に留まり、親友であるBillkinのそばを離れようとしません。
Billkinは最初は幽霊に驚きながらも、だんだんとその存在を受け入れ、見えなくても、感じ合える”友情を築いていきます。
2人の過去の思い出や、再会の喜び、別れの切なさがフラッシュバックのように描かれ、見る者の胸を打ちます。

見どころポイント:
1. 映像美と色彩
MV全体にやさしいパステルトーンやノスタルジックな光の演出が使われていて、「思い出」や「魂のつながり」を美しく表現。
2. 表情と演技力
セリフは少ないものの、BillkinとPPの細やかな表情の演技が友情の深さをしっかり伝えてくれます。特にPPが消えゆくシーンや、Billkinが泣き笑いする瞬間は涙腺崩壊ポイント。
3. ラストの余韻
最後は完全な別れ…ではなく、“姿が見えなくなっても、心はそばにいる”という形で終わり、視聴者の心に温かい余韻を残します。

MVはたった数分ですが、まるで短編映画のような完成度です。
何度観ても新しい感情が見つかるはず!

今後も目が離せないBillkinとPP Krit。
彼らの音楽と演技を通じて、これからもたくさんの“親友”たちに温かさと感動を届けてくれることでしょう。

[文・構成/タイナウ編集部]

guest

0 コメント
インラインフィードバック
すべてのコメントを見る
0
この記事のコメントを見る!x
タイトルとURLをコピーしました