近すぎて見えない想い…T-POPグループLYKN、新曲「หน้าเบลอหลังชัด (Foreground)」をリリース

T-POP

[写真 @LYKNofficial公式Xより]

タイのボーイズグループLYKNが、新曲「หน้าเบลอหลังชัด (Foreground)」をリリースしました。2021年のデビュー以来、T-POPシーンの牽引するグループとして存在感を高めてきた彼らが放つ今回の楽曲は、恋のもどかしさを写真のフォーカスになぞらえた一曲です。

「近づけば近づくほど気づかれない」「友達じゃなかったら愛してくれた?」そんな片想いの心情を描いた歌詞は聴く人の心を深く突き刺します。距離の近さが逆に存在を曖昧にしてしまうこと、遠くにいる人の方が鮮明に見えてしまうという矛盾を、写真のフォーカスに重ね合わせた表現が印象的です。聴き進めるごとに胸に迫るフレーズが多く、共感するリスナーも多いのではないでしょうか。MVではカメラの焦点の動きが手前と奥と変則的に変えており、まさにタイトルの“Foreground”そのもの。美しい映像美とともに楽曲が伝えたい感情をより深く理解できる構成になっています。

楽曲の魅力は歌詞だけではありません。LYKNのメンバーたちの声が重なり合い、時に切なく、時に力強く感情を押し出すことで楽曲全体に奥行きを生み出しています。個々の歌声がぶつかるのではなく、一体となって物語を語りかけてくるスタイルは、聴き手の心を大きく揺さぶります。ファンの間ではすでに「歌詞が自分の気持ちそのまま」「歌声が胸に刺さる」といった声がSNS上で多数寄せられております。

この楽曲の魅力は、単なる片想いソングにとどまらないことです。恋の距離感を「写真」という身近でわかりやすいイメージに置き換えることで、誰もが情景を思い浮かべやすく、感情がまっすぐに伝わってきます。まるで一枚の写真を眺めているように、切ない気持ちが鮮やかに浮かび上がり、聴く人の胸に強い印象を残します。「หน้าเบลอหลังชัด (Foreground)」は、愛する人との距離や心のすれ違いを写真のフォーカスに重ねて描いた作品です。そこには切なさだけでなく、美しさも同時に感じられ、聴く人の心に静かに響きます。恋に迷うときや、過去の片想いを思い出したときに、やさしく寄り添ってくれる一曲といえるでしょう。

[文・構成/タイナウ編集部]

guest

0 コメント
最初
最新 高評価
インラインフィードバック
すべてのコメントを見る
0
この記事のコメントを見る!x
タイトルとURLをコピーしました