端正なルックスに、聴く者の心を揺さぶるパワフルな歌声。比類なきカリスマ性と唯一無二の存在感を放つタイのスーパースター JEFF SATUR(ジェフ・サター) が、8月に開催された SUMMER SONIC BANGKOK 2025のステージに登場しました。
彼が一歩踏み出すたびに歓声が広がり、その歌声が響いた瞬間、会場の空気は一変。観客を感動の渦へと巻き込み、誰もが息をのむほどの圧巻のパフォーマンスを披露しました。
その熱気冷めやらぬステージ直後、わずかなインターバルの合間にインタビューに応じてくれたジェフ。タイ国外メディアとして唯一話を聞くことができた私たちタイナウは、まさに奇跡のような時間を共有しました。
語られたひとつひとつの言葉からは、音楽への真摯な想いと、未来へと進み続ける揺るぎないビジョンが力強く伝わってきました。
―――「SUMMER SONIC 2025」の日本とタイの両方に、ご出演が決まった時のお気持ちをお聞かせください。
サマーソニックは何年も前から憧れてきたステージでした。大好きな日本のアーティストが立っていた場所に、自分も立てるなんて夢のようです。出演できるのは限られたアーティストだけだと知っていたので、本当に光栄で、今でもその気持ちを大切にしています。
―――「SUMMER SONIC 2025」の他に、8月19日に恵比寿で単独公演もありましたが、日本のファンについて感じていること、印象に残っているエピソードはありますか?
日本のファンは本当に可愛らしくて、そして温かいんです。文化的に声をあまり出さないイメージがありましたが、実際には一緒に思いきり楽しんでくれて、僕も心から嬉しかったです。
それぞれのスタイルがある中で、会場全体がひとつになるあの空気感はとても楽しかったですし、忘れられません。
「また必ず戻ってくる」と伝えたので、次はさらに大きな幸せを一緒に感じたいです。
―――今年もタイで多くの賞を受賞し、日本でも「MUSIC AWARDS JAPAN 2025」で特別賞を受賞されましたね。シンガーソングライター・プロデューサーとして多才にご活躍をされていますが、作詞・作曲をする際に一番大切にしていることは何でしょうか。
一番大切なのは、自分が「好き」だと思えることです。歌っていて心から気に入るものは、それがそのまま自分自身を映し出していると思います。
逆に、自分が好きじゃないものはどこか他人のものになってしまう。だからこそ、自分の「好き」に正直であることが、アーティストとしての原点であり、何よりのインスピレーションだと思っています。
―――ジェフさんの魅力のひとつに「多様なジャンルの音楽を創り出せること」があると思います。今後、挑戦してみたい音楽ジャンルはありますか。
ヒップホップやメタルにも挑戦してみたいです。今までとは違う自分を、ファンの皆さんに届けたいと思っています。
―――日本人アーティストでインスピレーションを受けた方や、将来コラボしてみたい方はいますか。
YOSHIKIさんです。音楽の歴史を変えてきた存在とご一緒できることがあれば、きっと自分の人生にとっても大きな意味になると思います。