[写真 @Kicks Records公式インスタグラムより]
タイの人気デュオLiptaがリリースした新曲「คิดถึงแต่ทำอะไรไม่ได้」に、いま大注目の新鋭アーティスト『guncharlie』がフィーチャリングで参加したMVが公開されました。この楽曲は「大切な人を想っているのに、何もできない」という胸を締めつけるような切ない心情を描いた一曲です。Lipta特有の繊細でエモーショナルなメロディラインに、guncharlieの歌声が加わることで、単なる別れの歌を超えた深みのある作品へと昇華しています。特に、過去を振り返りながら「もう一度きちんと話したい」「涙の理由を知りたい」(※編集部意訳)といった感情が表現され、聴く者の心に強く響きます。リアルで飾らないリリックが曲全体のドラマ性を高め、Liptaの歌声と呼応しながら楽曲のメッセージをより鮮明にしています。
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guncharlieは、人気ラップ番組「The Rapper 2」への出演をきっかけに注目を浴び、Lipta主宰のKicks Recordsからデビューしたアーティストです。日常の感情を赤裸々に描き出すスタイルと独自のフロウが若い世代を中心に支持され、現在はT-POPシーンで急速に存在感を高めています。2025年には「SUMMER SONIC BANGKOK」に出演し、国際的なステージでも堂々としたパフォーマンスを披露。観客を引き込むエネルギッシュなステージングは、国内外での評価をさらに押し上げました。
今回の「คิดถึงแต่ทำอะไรไม่ได้」での共演は、Liptaにとってもguncharlieにとっても重要な意味を持つコラボレーションです。Liptaが長年培ってきたポップスの洗練されたサウンドに、guncharlieの歌声が新鮮なエッジを加えることで、世代やジャンルを超えた表現が実現しました。この融合は、T-POPの新しい可能性を感じさせる試みでもあり、ファンからも「掛け合いが絶妙」「心情をまっすぐに伝えてくれる」と大きな反響を呼んでいます。
guncharlieにとって、この楽曲は彼のキャリアをさらに広げるきっかけとなるでしょう。彼の言葉には、単なる技巧以上に「誰かの心に寄り添う力」が込められており、Liptaとの共演によってその魅力が一層引き立ちました。今回のコラボレーションを経て、guncharlieが今後どのようなアーティストと手を組み、どんな作品を生み出していくのか、大きな期待が寄せられています。
[文・構成/タイナウ編集部]