KIKI、話題の3rdアルバム『Death of a Daisy & Birth of an Oyster』が待望のCD化。世界が注目するタイ発エレクトロポップの新たな扉が開く!

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[写真 @kikidoyoumind公式インスタグラムより]

タイ・バンコク発のエレクトロポップユニット「KIKI」が、本日待望の3rdアルバム『Death of a Daisy & Birth of an Oyster』のCDをリリースしました。9月に配信リリースされたデジタル版は繊細なサウンドと深い感情表現が高く評価され、タイ国内のみならずアジア圏を中心に大きな反響を呼びました。今回のCDリリースは、音源をより身近に感じたいファンにとって待望のフィジカル展開となり、作品世界を手に取って味わうことができる特別な機会となっています。

KIKIは、Helen (Vocal)、Boss (Guitar)、Nont (Guitar)の3人で構成されるエレクトロポップユニットで、バンコクの音楽シーンにおいて独自の存在感を放っています。彼らの音楽はエレクトロニックとオルタナティブの境界を自在に行き来しながら、デジタルと人間的な温度を共存させるような繊細な世界観が特徴です。Helenaの透明感と芯のあるボーカルは、NonとBossが生み出す立体的なサウンドデザインと重なり、無機質な電子音に温かさと感情を宿らせます。そのバランス感覚こそが、KIKIが今最も注目されるタイのアーティストのひとりに選ばれる所以です。

最新アルバム『Death of a Daisy & Birth of an Oyster』は、11曲から構成され静謐さと躍動感を行き来するサウンドの中に、人生の循環や感情の揺らぎを感じさせる詩的な表現が散りばめられています。リード曲「Daisy」「Oyster」はもちろん、タイの人気バンドH3Fを迎えたコラボレーション曲「Everybody」など、KIKIの音楽的進化を象徴する楽曲が揃いました。緻密に構築されたビート、アンビエントな音の広がり、そしてHelenaのボーカルが生み出す浮遊感が融合し、聴く者を“現実と夢のあいだ”のような心地よい空間へと誘います。



さらに、KIKIは本作のリリースに合わせて日本でもプロモーションを展開しました。9月26日(金)青山 月見ル君想フでの公演を皮切りに、27日(土)に東京で開催された「TOKYO PLAYGROUND」、そして翌28日(日)には福岡の都市型音楽フェス「MUSIC CITY TENJIN 2025」に出演。彼らにとって初の本格的な日本ライブとなったこの3日間は多くの観客で賑わい熱気に包まれました。ステージでは新アルバム収録曲を中心に披露し、エレクトロポップの枠を超えたライブパフォーマンスで観客を魅了。Helenaの柔らかくも力強い歌声、NonとBossによる緻密でダイナミックな音の構成、そして3人の間にある自然体の呼吸が一体となり、ステージをひとつのアート作品のように空間となりました。

『Death of a Daisy & Birth of an Oyster』は、KIKIがこれまで追い求めてきた音の実験と感情の探求を結実させたアルバムであり、同時に彼らの新しい章の始まりを告げる作品です。アルバム全体を通して感じられるのは、エレクトロロックに振り切った前作からの緻密さはそのままに、よりメロディアスにドラマティックなパワーを感じることができる一作です。日本での成功を経て、KIKIは今、タイのエレクトロポップシーンを超えて国際的な舞台へと歩みを進めています。彼らが奏でる音楽は、国境や言語を越えて、感情そのものを通じて世界のリスナーとつながっていくことでしょう。

[文・構成/タイナウ編集部]

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