T-POPグループLYKN、新曲「ชอบก็บอก (Feel Like Me)」で見せる進化。重厚なビートにのせて“本音”を解き放つ！

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[写真 @LYKNofficial公式Xより]

タイの人気ボーイズグループLYKNが、最新シングル「ชอบก็บอก (Feel Like Me)」 をリリースしました。本作は、YouTubeおよびすべての主要ストリーミングプラットフォームで配信が開始されており、グループらしさを全面に感じさせる作品として注目を集めています。

本作はタイトルの「ชอบก็บอก」が示す通り“気持ちは隠さず、ストレートに伝えること”。LYKNはそのメッセージを、軽快でポップなメロディーではなく重低音がうねるダンサブルなサウンドで表現しています。一歩間違えれば挑発的にもなり得るリズムとリリックの中に、彼らは繊細な感情とユーモアを織り込み、独自の魅力を作り上げました。

イントロから感じられる太いビートは、まるで心臓の鼓動のように響きリスナーを一瞬で曲の世界へ引き込みます。「好きなら好きと言って」「YesならYesって言って」という繰り返しのフレーズが印象的で、恋の駆け引きをダイレクトに描きながらも、思わず口ずさみたくなるキャッチーさを持っています。サウンド全体はクラブミュージックの要素をベースに、現代的なT-POPらしい洗練されたプロダクションが融合。リズムに緩急をつけながら展開する構成は、グループのパフォーマンス性を最大限に引き出しています。

MVもまた、楽曲の世界観を視覚的に再構築した印象的な仕上がりです。楽曲の持つエッジを際立たせると同時にメンバーそれぞれの存在感を強調する作りになっています。ビートと呼応するような振付、目線の動き、そして細やかな演出の一つひとつが“LYKNらしさ”を象徴しています。特にサビの「Put your hands up」のシーンでは、音と動きが完全に一体化し、グループとしての一体感を見事に表現しています。

「ชอบก็บอก (Feel Like Me)」は、恋愛をモチーフにしながらも、誰もが抱く素直になれないもどかしさを音楽で解き放つような楽曲です。「思っているだけでは伝わらない」「言葉にしなければ届かない」というメッセージは、現代の若い世代のリアルな心情にも重なります。そのストレートさと力強さは、聴く人にポジティブな勇気を与えるようです。

LYKNは、結成以来、T-POPシーンに新しい風を吹き込む存在として注目されてきました。メンバー全員が高い表現力とステージパフォーマンスを備え、音楽性の幅広さでも評価を集めています。今作「ชอบก็บอก (Feel Like Me)」は、そんな彼らの進化を象徴する一曲であり、T-POPの未来を担う存在としての自信を感じさせます。

重低音のビートに乗せて、好きという言葉を音で伝えるLYKNのサウンドは聴く人の心を大きく揺さぶります。感情を隠さず、まっすぐに表現する彼らの音楽が、今、タイポップの新たな時代を切り開こうとしています。彼らが目指す今後にますます目が離せませんね。

[文・構成/タイナウ編集部]

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