[写真 @dingo_official公式Xより]
タイの人気ボーイズグループBUSが、韓国の人気音楽企画「Killing Voice」に登場しました。韓国の音楽プラットフォーム「Dingo」が手がける本シリーズは、アーティストが自らの代表曲をメドレー形式で披露する番組です。これまでのキャリアを感じながらボーカル技術を堪能し魅力を再発見できるコンテンツとして、これまでに多くの実力派K-POPアーティストが出演してきましたが、タイ初のKilling Voiceは今回のBUSが初めてとなります。
The very first Killing Voice for Thailand 🤩
Enjoy LIVE version of BUS’s Killing Voice on Dingo 🎙️🔗 https://t.co/R8fwhllkjQ@BUS_SONRAY#BUS #BUSbecauseofyouishine#KillingVoice #dingothailand pic.twitter.com/gdn3YtFS98
— dingo(딩고) (@dingo_official) October 23, 2025
WATCH YOUR STEP
 オープニングを飾ったのは、ライブ定番曲である「WATCH YOUR STEP」。
 力強いリズムとアグレッシブなビートが印象的で、観る者を一瞬でステージの熱へと引き込みます。メンバーそれぞれのラップとボーカルの掛け合いが心地よく、彼らの勢いを象徴するナンバーです。
Boss in the Building
 グループの自信と存在感を打ち出す一曲。「自分たちがこのシーンの中心に立つ」というメッセージを込めたパフォーマンスは堂々としており、BUSのカリスマ性が存分に伝わります。重低音のグルーヴとクールな表情のコントラストが圧巻です。
BOW WOW
 トラップサウンドをベースにした中毒性のあるナンバー。遊び心とパワーを兼ね備え、メンバー全員の息の合ったステップが印象的です。Killing VoiceならではアドリブはBUSが培ってきた自信を感じさせるものがありました。
แค่น้องชาย (brother zone)
 BUS7としてユニット曲としてリリースされたファンの間でも人気の高い楽曲。年下であること相手にされない切ない恋心という感情を、柔らかくも切実なボーカルで表現しています。甘く透明感のあるハーモニーが印象的で、BUSの感情表現の深さを感じさせます。
แค่ไหนแค่นั้น (NO MATTER WHAT)
 BUS5としてのユニットソング。心の強さと絆を歌った力強いメッセージソング。叶わない恋心の感情をこめたバラードソングであり、彼らの人間的な温かさがにじみます。安定したコーラスワークとMARCKRISTの歌唱力の高さが光る一曲です。
TRANSFORMER
 “変化”と“進化”をテーマにしたエネルギッシュなナンバー。ダイナミックな振付と鋭い視線が印象的で、ライブでは観客を圧倒するようなステージングが展開されます。本楽曲のリリースによりいままでのBUSの新しい魅力を発見するきっかけとなった作品です。
BLIND SPOT (789SURVIVAL)
 自分らしさを取り戻す場所をテーマにした作品です。信じられる仲間と自分たちだけの場所へ走り出す、そんな感情のリアルさと切なさが、BUSというグループの根底に流れるアイドル性をを際立たせています。
ROAD TRIP (789SURVIVAL)
 青春のきらめきをテーマにした、明るく爽快なロードソングです。人生の細かい計画や不安を手放して「とにかく一緒に外の世界へ出よう」というポジティブなメッセージが込められています。
FORGET ME NOT (789SURVIVAL)
 “仲間との別れ”や“夢のための旅立ち”をテーマにしています。タイトルの「Forget me not」が示す通り、離れていても心はつながっているというメッセージが根底にあります。メンバーの優しい歌声と穏やかなメロディが重なり合い、聴く人の胸に静かな余韻を残す一曲です。
หายใจทิ้ง (boys just wanna be boys)
 BUSSING JAPANで日本語verも公開された楽曲。遊び心とBUSの等身大が詰まっており、Killing Voiceの場でも思わず笑みがこぼれるような自然体のパフォーマンスが魅力的。北海道キロロを舞台としたMVは日本のファンとしては感慨深い作品になっています。
เฟี้ยว (BUSSING THAILAND)
 グループの明るくエネルギッシュな魅力を全開にしたテンションMAXなポップチューンです。同名の番組『BUSSING THAILAND』の主題歌として制作されたこの曲は、青春の勢いと恋のドキドキを描いた、まさにBUSらしい元気と笑顔にあふれた一曲です。
Because of You, I Shine
 グループ名の由来にもなったデビュー楽曲。“あなたがいるから僕は輝ける”という感謝の気持ちを込めた、BUSの原点ともいえる大切な曲です。Killing Voiceでは、心を込めた歌声が静かに響き渡り、ファンの胸を熱くしました。初めての日本語verも本曲が採用されBUSにとって最も大切な1曲といえます。
LIAR
 ダークポップとヒップホップが融合した都会的なトラック。ミニマルなベースとシンセが緊張感と余白を作り出し、感情が爆発するサビでは重厚なリズムとコーラスが絡み合って、一気にドラマティックな空気を作ります。
BB
 フィナーレを飾ったのは、エネルギッシュなリズムと重厚なメロディが特徴なBB。東洋と西洋の要素を融合させたビート重視のエレクトロニカ・トラックであり、ビジュアル/振付/サウンドすべてにおいて刷新を図った意欲作品です。
今回の「Killing Voice」は、BUSがこれまで歩んできた軌跡と今の彼らの“生の魅力”が凝縮された約20分間でした。カリスマ性、繊細さ、絆、そして音楽への情熱。どの瞬間を切り取っても、BUSというグループの本質が詰まっていました。T-POPが世界に届くその先陣を切った彼らの姿は、まさに「Because of You, They Shine」。これからの彼らの輝きから目を離せません。
[文・構成/タイナウ編集部]

