[写真 @Miss Universe Thailand公式Facebookより]
Miss Universe（ミス・ユニバース）2025 世界大会の開催地となるタイで、タイ代表Veena Praveenar Singh（ヴィーナ・パウィナー・シン）のナショナルコスチューム「สุวรรณรากษา พญายักษ์พิทักษ์สุวรรณภูมิ（スワンナラークサ：スワンナプームの守護神）」が公開され、大きな注目を集めています。
「สุวรรณภูมิ（スワンナプーム）」は“黄金の地”という意味を持ち、古くから現在のタイを指す名称として用いられてきました。今回の衣装名には、“黄金の国タイを守る巨人”という強いメッセージが込められています。
今回の衣装は、タイの伝説に登場する“ยักษ์（ヤック）”をテーマに制作されました。ヤックは強さ、名誉、そして国土を守護する象徴とされますが、一方で物語や伝承では“悪役”として描かれることも多く、怖い存在という印象を持つ人も少なくありません。しかし、タイ文化には多様な種類のヤックが存在し、悪だけでなく守護神として人々を守る役割を持つヤックも多く伝えられています。今回はその「守る力」を強調したデザインとなっています。
View this post on Instagram
衣装は黄金色を基調とし、精緻な装飾が施された荘厳なデザインが特徴です。輝く黄金のコスチュームには、タイの知恵と豊かな伝統が凝縮され、「タイを永遠に見守る守護神の力を宿す鎧」をまとうかのような、栄光と保護の精神が込められているとのことです。
View this post on Instagram
デザインと縫製を担当したのはAkarach Phusanaphong（アカラッチ・プーサナポン）。公開後、SNSでは「壮大で美しい」「威厳があって圧巻」と称賛の声が広がっています。
今回の“สุวรรณรากษา พญายักษ์พิทักษ์สุวรรณภูมิ”は、タイ文化の力強さを世界に印象づける一着となりました。
[文・構成/タイナウ編集部]