王道HIPHOPへのリスペクトを感じる良作! CIR*CRL – Switch It up #サワディーワタナベ的タイポップ/T-POP鑑賞記

ThaiNow編集部

新旧問わず、音楽に親しんできたタイナウ編集部ワタナベが、未体験だったタイポップを聴いて綴る音楽鑑賞記。「サワディーワタナベ」は未知のタイポップへのサワディー=こんにちは のご挨拶です。

今回聴いたのは、注目の6人組ボーイズグループ、CIR*CRL「Switch It up」 です。

CIR*CRLはタイナウ記事でも何度か紹介してきましたが、タイの音楽レーベルMchoice Music所属の6人組ボーイズグループで、エネルギッシュなパフォーマンス、メンバーの個性が際立つ歌とラップが魅力。

この曲もいいですね~。

個人的に印象的だったのは何と言っても、一聴して感じる、往年の王道HIPHOPへのリスペクトが楽曲に高次元で反映されている所です。
サウンド自体はクリアでモダンに処理されていますが、誰でもノれるシンプルなリズム、ボトムを支えるベースラインは正統派の音づくりだな、と感じます。

そして、この感じ、何かを思い出す…

自分の中で「あっ!」と思い当たったのは、とっっても古いですが、
DJ Jazzy Jeff & The Fresh Prince の大ヒット曲、「Boom! Shake The Room」です。

The Fresh Princeというのはイコールハリウッドを代表する俳優、ウィル・スミスのラッパーネームですね。
そう、ウィル・スミス、ラッパーの活動の方が先なんです。

リリースは1993年。当時、HIPHOPといえば、コワ~い人たちによる、過激~なリリックの曲 というイメージも強かった頃。
ウィルスミスによるポジティブで楽しくノリのいいサウンドクリーンな歌詞は、HIPHOPの印象を大きく変え、爆発的にファンを広げたと思います。

この「クリーンな歌詞」については、のちにエミネムがこれまた彼の大ヒット曲、「The Real Slim Shady」の中で「ウィル・スミスはクリーンなラップでも売れるが俺は違うぜ」的なリリックでいじっていたりします。

さて、肝心なCIR*CRLの「Switch It up」とどこら辺に共通点が??という所ですが、やはり先に述べたように非常にわかりやすくノリやすく、トリッキーな小細工の無いリズムと、ベースラインの雰囲気でしょう。
特に、リズムについては、「テンポ同じじゃね!?」という印象。

というわけで、検証してみました。

「わかりまテンポくん」という、テンポを知りたい人に対してそのネーミングでよいのか?というサービスを使って両方の曲のテンポ(=BPM)を調べてみました。
自動検出ではなく曲を聴きながら自分でタップし続けて計測するため、私サワディーのリズム感に負う部分が大きいのは否めませんが、その辺がわかりまテンポくん。

何度か試してみましたが、結果はいずれの曲も100~103くらいの間でほぼ一致!

そんな正統派リズムとちょうどいいテンポの曲に合わせるラップはこれまた正統派!
フリースタイルやスキャットのような演出はせず、ちゃんとビートにきれいにはまったCIR*CRLメンバーのラップは聴いていて小気味がいいです!
ラップの刻み方がシャキっとしているので歌い上げる場面とのコントラストの演出にもなっていますね、すばらしー!

サウンド的には、要所要所のアクセントで小節の頭に入ってくる「ジャン!」というオーケストラヒットの音もちょいレトロでいい感じ。

個人的にはこの感じの曲をちょくちょくコンスタントに出してくれたりするとうれしいなあ♪

[文・構成/タイナウ編集部 サワディーワタナベ]

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