2025年5月10日、東京・代々木公園で開催された「タイフェスティバル2025」に、GLドラマ『Pluto』で主演を務めたタイの人気女優 Namtan(ナムターン)/Tipnaree Weerawatnodom(ティパナリー・ウィーラワトノドム)と Film(フィルム)/Rachanun Mahawan(ラチャーナン・マハーワン)が初登場!
多くのファンが待ち望んだ“Namtan-Film”ペアの来日ステージは、感動と愛に満ちた特別な時間となりました。
1曲目は、GLファンにとっては“永遠の主題歌”とも言える「นิยายเรื่องเธอ(Your Story)」
NamtanとFilmが並んで歌う姿に、会場からは早くも感嘆の声があがりました。
ふたりの柔らかいハーモニーが代々木の空に優しく響き渡りました。
続く2曲目は、Namtanのソロパフォーマンス「Somewhere Only We Know」
シンプルなイントロとともにステージにひとり立つNamtan。
静かな語りかけのような歌声と、柔らかく感情のこもった表情が観客の心にじんわりと染み渡り、まるで“ふたりの記憶の場所”を優しく語っているかのような、切なくも温かな余韻を残す一曲でした。
そして3曲目は、Filmによる「รอนะ(Linger)」
切なさと力強さが交錯するこの楽曲。Filmは感情を込めて歌い進めていましたが、中盤で突然、音源がストップするハプニングが発生。
会場が一瞬ざわつく中、Filmはアカペラで歌い続けてくださいました。その歌声は、より生々しく、より強く観客の心に響き、最後まで歌い切ったFilmに、割れんばかりの拍手と歓声が送られました。まさに“プロの女優”としての真価を示した、忘れがたい瞬間となりました。
最後は、ふたりで再び登場し、「รักแรก(First Love)」をデュエット。
ふたりが顔を見合わせて微笑むたびに、客席からは「かわいい!」「最高!」の声が飛び交い、終演後には涙ぐむファンの姿も見られました。
歌い終えたあと、ふたりは日本語で「ありがとう!」と観客に感謝を伝え、ステージは温かく締めくくられました。
『Pluto』の物語をリアルに感じさせてくれたNamtanとFilmのステージ。
作品の世界を超え、ふたりの想いが“音楽”を通して日本のファンと繋がった瞬間でした。
Namtan×Film セットリスト
・Your Story
・Somewhere Only We Know
・Linger
・First Love
[文・構成/タイナウ編集部]