T-POPグループATLAS、新曲「ตลกร้าย(Bad Comedy)」で魅せた表現力の深化に大注目!

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[写真 @ATLASofficialTH公式Xより]

タイの話題アーティストATLASが、プロデュースにURBOYTJを迎えた最新曲『ตลกร้าย (Bad Comedy)』をリリースしました。本作は洗練されたトラックにのせて、恋愛における曖昧な関係性と苦悩を描いた等身大のラブソングです。公開とともにYouTubeにてタイ国内トレンド4位、Xのハイライトランキング1位、iTunesでもトップソング3位を獲得しSNSや音楽配信サービスで大きな反響を呼んでいます。

「ตลกร้าย」は、直訳すると「ブラックジョーク」や「悪い冗談」といった意味を持ちます。この楽曲では、本命の彼と関係を築きながらも、自分との関係も続ける相手に対する戸惑いや割り切れない感情がリアルに描かれています。歌詞には、「結局、僕なの?それとも彼なの? 君はただ寂しさを紛らわすために僕と付き合っているの?」(※編集部意訳)といったフレーズもあり、痛みと葛藤を抱えた主人公の心情がストレートに表現されています。その切ない物語を、洗練されたサウンドと柔らかな旋律で包み込むのがATLASらしさ。楽曲全体からは、ただのラブソングでは終わらない感情の奥行きが伝わってきます。

これまでのATLASといえば、若々しさやエネルギーあふれるポップな魅力でファンを魅了してきました。今回の「Bad Comedy」では、これまでのATLAS像をひとつ脱ぎ捨てたような変化が感じられます。恋愛における曖昧な立場、言い出せない本音、どうにもならない現実など、そうした繊細な感情に触れた歌詞と、URBOYTJによる洗練されたサウンドプロデュースが融合し、グループとしての深みを一層引き出しています。これまでのフレッシュさに、”感情の陰影”や“リアルな痛み”という要素を加えたことで、アーティストとしての成長と挑戦を確かな形で示してみせました。彼らがこれからどんな物語を音楽で描いていくのか、ATLASの次なるステージに今後も注目せずにはいられません。

[文・構成/タイナウ編集部]

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