tinn × PiXXiEが届ける『เศษ(Remain)』の物語。儚くも美しいLive Session公開中

T-POP

[写真 @tinnofk公式facebookより]

「愛のかけらは、まだここに残ってる」そんなセンチメンタルなフレーズで歌われるのは、タイの新鋭アーティストtinnと、3人組ガールズグループPiXXiEによる「เศษ(Remain)」です。HolyFox RecordsのオフィシャルチャンネルよりLive Session形式で公開された本作は、タイの音楽シーンにおいて注目のコラボレーションとしてファンの心を震わせています。

ライブセッション版では、tinnとPiXXiEの透明感あるハーモニーが、恋の記憶の儚さをより立体的に描き出しています。静かな空気感の中で、ギターの音色とともに流れる歌声が、過ぎ去った愛の記憶を呼び起こします。別れたはずの恋人と偶然再会した瞬間に、かつての記憶と感情が一気に押し寄せるという情景を繊細に描いたバラードです。時間が経っても消えない“愛のかけら”をテーマに、tinnのソフトで繊細な歌声と、PiXXiEの澄んだハーモニーが胸に染み渡ります。「もう忘れたと思ってた。でも目が合っただけで、時が戻った。」という歌詞からもわかるように、本作はタイポップスならではの美しいメロディーと詩情あふれるリリックが印象的です。

また、Earth Patraveeとの原曲にも宿る、オリジナルMVでは、静かな日常の中にふと現れる“過去の影”が映像として表現されており、誰しもが持つ思い出に寄り添うような構成となっています。Earthの柔らかく包み込むような歌声とtinnの語りかけるような表情が、切なさをより一層引き立てます。

聴くたびに、自分自身の中にある「忘れられない記憶」に優しく触れてくれるเศษ(Remain)は、そんな一曲です。あなたも、tinnの音楽とともに、心の奥に残る“เศษ”をそっと抱きしめてみてはいかがでしょうか。今この瞬間も、誰かの記憶に寄り添いながら静かに響いていることでしょう。

[文・構成/タイナウ編集部]

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